在学生インタビュー

西村 俊介 さん

インターネットで目にするオススメ情報などの広告。その元になるユーザー情報を、より安全に管理する方法。

顧客のセキュリティに対する疑問に応えたい

顧客企業からのセキュリティ関連の質問に答える力を身につけたいと考えて入学。しかし実際の答えは単純ではありませんでした(笑)。「何を対象に、どんな脅威から、どの程度のコストで守るのか」といった前提なしに考えられません。顧客企業には、こうしたセキュリティに関する概念やコストもふまえたアドバイスで、信頼を得たいと考えています。

新しいビジネスを発想する基礎になる

多様な業界で活躍する社会人学生を中心に、議論する機会が多いのもこの大学院の魅力。研究室の担当教授以外の教授とも、知り合いになれる身近さもいいですね。ただし専門家の前で、「知ったかぶり」「何となくスルー」は許されません。確かな情報、しっかりした論旨展開を重ねるのは大変ですが、それだけ自分が成長できると感じています。職場で新規ビジネスプロジェクトなどに参加する際に、今回の経験が新しい発想を生む力になると期待しています。

他の研究室とも交流しながら研究中

インターネットショッピングなどでオススメ情報が表示されるのは、端末の閲覧履歴などを企業が利用しているためで、プライバシーの面ではグレイゾーン。そこで私はインターネット広告の利便性と利用者のプライバシー保護を両立出来る仕組みを研究しています。中央大学や東京大学と連携した活動ISSスクエアでもこのアイデアを発表し、好評でした。現在は具体的に実装するための様々な技術的課題を検討しています。

西村 俊介 さん
日立ビジネスソリューション株式会社勤務
2010年4月入学
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