在学生インタビュー

河村 辰也 さん

実社会と接点を持ちながら研究できる環境。
現在はAndroidアプリの安全な開発方法を研究しています。

ソフトウェアの安全な開発をめざして入学

高専ではソフトウェアを中心に学び、趣味でもプログラミングをして、企業主催のコンテストにも応募していました。そうした経験から、ソフトを安全に作る開発環境に興味を持ち、セキュリティを専門に学べるこの大学院に進学。現在はAndroidアプリを対象に、開発者の負担を軽減しながら、安全に開発する仕組み作りを研究しています。またネットワーク、オペレーティングシステムなど情報技術に関する知識を幅広く学べたので、「OSの講義で知ったことを別の分野で実験してみよう」など、考え方の幅も広がりました。

知識と社会をつないでくれる大学院

エンジニア志望なので1年生の時は技術系科目を中心に履修し、2年生では興味を広げて個人情報や知的財産など法律関係の科目も選択。内定先が個人情報を扱うベンチャー企業に決まり、学んだことはすぐ仕事でも使えそうです。また1年生後期の「情報セキュリティ特別講義」も印象深い講義。教授の人脈で業界の著名人を招き、最新動向などを講義してもらう形式。現場のナマの声、体験が聞けて、社会経験のない私には非常に勉強になりました。

社会人が多い大学院経験は、就活でも強み

大学院は先輩や同級生に社会人が多いことも特徴で、企業の現状なども教えてもらえます。こうした環境のせいか、就活で「年上の人と話すのになれているね!」と驚かれました(笑)。この大学院は少人数で、教授からていねいな指導が受けられ、先輩や同級生が持つ実践的な知識も学べます。私は同級生とチームを組んでセキュリティ系のコンテストにも参加しましたが、このように積極的に動くほど得られる成果は大きいと実感しています。

河村 辰也 さん
2011年 サレジオ工業高等専門学校 専攻科卒業
2011年4月入学
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