在学生インタビュー

久保 知裕 さん

情報システムがインフラ化し、Availabilityの重要度が増す時代。企業の連携が深まる中で、ビジネスを止めないセキュリティを考えたい。

ますます重要になるITを体系的に学んでおきたい

営業部門、海外や国内のプロジェクト、IT、内部統制など様々な業務を経験してきました。その中で、ITの重要性を実感しもっと体系的に勉強したいと考えていたとき、妻が新聞でこの大学院を知り、教えてくれました。情報セキュリティについて平日夜と土曜日の講義で学べて、横浜駅近くで通学にも便利と、私には好条件ぞろい。10月に入学して半年ほど過ぎましたが、セキュリティマネジメント観点から講義を選ぶとともに、ITへの理解のため技術系科目も受講中です。ISSスクエアやenPiTなど学外と連携したプログラムも受講することで、さらに成長の機会を作りたいですね。

日本企業の競争力を高めるセキュリティ研究を

講義やディスカッションを通じて感じたのは、情報技術がインフラと深く関わる時代に、情報セキュリティの3大理念であるC.I.A.の中でA=Availabilityの重要度が増していること。企業はITを止めないため「いつでも使える」可用性とセキュリティとのバランスを、コストや経済的な視点も交えて再考する必要があります。サプライチェーンのグローバル化で海外企業とも協業が深まる中、セキュリティを担保しながら密接に連携し、自社組織以外が持つ力をフルに生かせるような研究を行うことで、日本企業の競争力強化にもつなげたいと夢を抱いてます。

多様な人材と交流できる場も大切にしたい

文献は通勤電車の中で読み、講義の日は残業がないように調整し、レポートは時間のある日曜日に執筆。貴重な時間なので研究だけでなく、講義やゼミ、研究室での学生同士の討論、先生との対話といった双方向性も重視しています。この大学院は社会人学生中心で20代から60代までと幅広く、それぞれの勤務先もメーカー、キャリア、官庁と多様。対面してアイデアをぶつけ合うことでさらに視野が広がりました。

久保 知裕 さん
昭和シェル石油株式会社勤務務
2012年10月入学
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