土井研究室

土井 洋 教授

土井 洋 教授

プロフィール:
1988年3月岡山大学理学部数学科卒業,1988年4月より1996年3月まで日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社勤務.
1994年3月北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科修了,2000年9月岡山大学大学院自然科学研究科修了.
博士(理学).中央大学研究開発機構助教授を経て,2004年4月より本学教授. 情報処理学会コンピュータセキュリティ研究運営委員会専門委員,横浜市個人情報保護審議会委員.

Q:土井研究室での現在の主な研究テーマはどのようなものですか?
電子署名,認証,暗号プロトコル等の安全性に関する研究と,その電子社会システムへの応用研究などを行っています.
最近は守秘技術に関するテーマが多く,例えば秘密分散法については様々な角度から研究しています.
秘密分散法については,例えば本学紀要の 秘密分散法とその応用についてをご参照いただければと思いますが,様々な暗号技術に応用されており,今も活発に研究されています.

Q:土井研究室に在籍されている学生の皆さんやOBOGはどのような方々ですか。進学のきっかけや修了後の状況等について教えてください。
2020年4月現在在籍している学生は全員社会人学生ですが,修了生には他大学の学部出身の学生もいます.
修了後については様々で,セキュリティに関する仕事をしている人や,研究を通して培ったものを生かして(セキュリティに限らず)様々な分野で活躍されている人がいます.

Q:これまでに指導された学生の皆さんの研究テーマについて教えてください。
最近は秘密分散法に関するテーマが多いのですが,プライバシ保護に関するテーマや認証技術に関するテーマ等を含め多岐にわたります.
テーマについては学生さんとのディスカッションを通して決めていきますが,理論的な安全性の追求と共に性能なども考慮しています.

Q:土井研究室ではどのような教育をされていますか。ゼミ、研究室ミーティングや個別指導等のスタイルについて教えてください。
毎週行う研究室ゼミで,論文紹介や研究進捗について発表してもらいます.
特に理解があいまいなところについては,その場で質問して議論するスタイルをとっています.
また適宜教員との個別ゼミを実施し,研究テーマについて深い議論をしています.

Q:どんな経験や関心を持つ学生に進学してほしいですか?
学部出身の学生も,暗号に詳しい人がいる一方,初めての人もいます.
経験にこだわることなく,前向きに取り組む方をお待ちしております.

Q:土井研究室に興味を持っている方へ向けてメッセージをお願いします。
様々なテーマについて研究をしていますが,ぜひ本学の説明会などのイベントに来て,ご相談いただければと思います.
実際にお話しして研究テーマなどについて色々議論することは大変有益です.

土井研究室写真