マスメディアとリスク管理(前期2単位)

客員准教授 小林雅一

1.授業のねらい

現代社会におけるリスク管理は、メディア対応抜きには語れない。政治家の汚職や企業の不祥事、事故などは、新聞やテレビで世間に知れ渡るが、事前・事後のメディア対応が個人や企業の命運を左右する。それを的確に行うには、メディアへの正しい理解が不可欠だ。
特に近年はソーシャル・メディアやAI(人工知能)の発達により、メディアの定義や機能が大きく変化している。新旧メディアの構造や性質を理解し、これからのリスク管理への視点を養うのが本授業のねらいである。

2.到達目標

メディアの発達史を踏まえ、その役割や機能等を理解した上で、これをリスク管理に活かすための能力を養う。

3.授業計画(各回毎の内容)

第1回~15回:オリエンテーションと近代マス・メディアの歴史、コミュニケーション概論、メディアの構造変化、ソーシャル・メディア概論、人工知能(AI)概論Ⅰ・Ⅱ、プレゼンテーション実習(1)(2)、リスク管理実習

4.教科書

特に指定しません。

5.参考書・参考論文

「クラウドからAIへ アップル、グーグル、フェイスブックの次なる主戦場」(小林雅一、朝日新書、2013年)
「AIの衝撃 人工知能は人類の敵か」(小林雅一、講談社現代新書、2015年)
「AIが人間を殺す日 車、医療、兵器に組み込まれる人工知能」(小林雅一、集英社新書、2017年)

6.関連科目

特にありません

7.成績評価の方法

出席回数、プレゼンテーション、リスク管理実習などを総合的に評価