在学生インタビュー

菊地 寿史 さん

入学と同時に社内CSIRTに異動。実践的に学べるIISECで
得た業務直結の知識は、社内でもすぐに利用したい。

多様なバックグラウンドの社会人学生との討論で視野が広がる

開発中のコードをチェックしてバグや脆弱性を見つける部署にいた際、イスラエルでの技術研修に参加。 セキュアなプログラム開発に興味を持ったとき、ちょうど上司からIISECを勧められて企業派遣で入学しました。 この大学院は社会人学生が大半で、官公庁から企業までバックグラウンドは多彩。 ディスカッションでもそれぞれの観点から意見が出され、私自身の視野も広がりましたね。 講義だけでなく演習も多く、攻撃者がどう考えて防御を突破しようとするかなどを体験から学べました。

サイバーセキュリティについて体系的に学ぶ貴重な機会

現場の経験だけでは体系的に知識を得る機会がないため、履修科目は「システムデザインコース」と「サイバーセキュリティとガバナンスコース」をベースに、サイバーセキュリティに関して幅広く履修。 特別プログラムのISSスクエアでは他の大学院の学生、企業の方と一緒に学べ、さらに知見を広げられました。 また研究室ではマルウェア解析をテーマに、未知のマルウェアの特定方法を複数取り上げ、現在流行しているマルウェアに対してどの方法が適切なのかを見いだすための評価を研究しています。

IISECでの実践的な教育は社内CSIRTの業務に役立つ

実は大学院入学と同時に社内のCSIRTに異動になり、現在はマルウェア解析チームのリーダーとなっています。 このためIISECで得た知識は業務に直結。 CSIRT業務での悩みを大学院に持ち込み、先生や同級生に相談すると解決のヒントがもらえることもしばしばで、マルウェア解析にも役立っています。 さらに講義で学んだハニーポットを社内会議で発表したところ、社内での運用に向けた検討がスタート。 私が大学院に通えるのも職場の協力のおかげですから、学んだ成果はどんどん業務に活かしたいですね。

菊地 寿史 さん
NTTコムウェア株式会社勤務
2016年4月入学
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