目的別カリキュラム活用パターン

情報セキュリティ研究科博士前期(修士)課程は、本学が提供する正規の授業科目や研究指導はもちろん、大学間連携・産学連携によるオプションプログラム等も充実しており、興味・関心・目的に応じてさまざまなカリキュラムの活用が可能です。また、いずれの場合も、社会人学生を含む多くの方々が、在学期間中、学会・研究会での発表、セキュリティコンテストへの参加、懸賞論文への応募等に積極的にチャレンジしています。

パターン1

修士学位取得専念型

修士論文に向けての知識の獲得と研究に重点を置きたい

特にオプションプログラムは選択せず、各コースの履修標準科目を中心に履修して研究を進めるための知識の獲得や補強に努めるとともに、所属研究室での研究指導やディスカッションを通じて研究遂行能力を高め、在学中は修士論文作成に向けた研究に重点的に取り組みたい、という方を想定しています。神奈川県内の20以上の大学が加盟する大学院学術交流協定制度を利用して、研究テーマに関連する他大学院の開講科目を履修することも可能です。

これまで提出された修士論文題目は 情報セキュリティ研究科ウェブサイトでご覧いただけます。

情報セキュリティ研究科

パターン2

ISSスクエア 併修型

研究室や大学を超えた活動を通じて幅広い視野を養い、研究を実務に生かしたい。

ISSスクエア(研究と実務融合による高度情報セキュリティ人材育成プログラム)は、本学と中央大学、国立情報学研究所他、11の企業・研究機関の産業連携による博士前期(修士)課程生のためのオプションプログラムです。本学の充実した講義群に加え、サブゼミ的な位置づけの研究 分科会や分野横断型のワークショップでの活動、セミクローズドなセキュリ ティ関連施設等の見学会、シンポジウムでの成果発表等を通じて高度な 問題発見能力と解決能力を身につけます。現役学生の方はセキュリティ実務に関するインターンシップ実習のチャンスもあります。2年間の本プロ グラム修了時には、修士学位に加え、ISSサーティフィケートが授与されます。現職の社会人学生の方も数多く本プログラムに参加し修了されていますので、興味のある方はぜひチャレンジすることをおすすめします。

ISSスクエアについて

パターン3

ISSスクエア+ enPiT-Security 併修型

ISSスクエアの活動に加えできるだけ実践的な演習や実習に取り組みたい

enPiT(分野・地域を越えた実践的情報教育協働ネットワーク)は、全国15大学院の教員や企業の技術者を結集したプログラムで、そのセキュリティ分野enPiT-Securityについて、本学を含む5つの連携大学が協力して実践セキュリティ人材育成コースSecCapを開講しています。実社会が取り組むインシデント分析やセキュリティ実装、脅威や攻撃への対処技 術に関する演習を含む幅広い実践的な夏季(8-9月)演習プログラムを中 心に、共通講義科目、まとめとしての先進講義科目群等が用意されてい ます。本学では、このSecCapはISSスクエアのサブセットプログラムとして提供され、1年次終了時点で、プログラム修了者にはSecCap認定証が 授与されます。ISSスクエア参加者の約9割が本プログラムも併修されていますので、興味のある方はぜひチャレンジすることをおすすめします。

ISSスクエアについて enPiT/SecCapについて