大塚研究室

大塚 玲 教授

大塚 玲 教授

プロフィール:
1991年大阪大学工学研究科博士前期課程修了. 同年より野村総合研究所. 2002年東京大学大学院工学系研究科電子情報工学専攻博士課程修了. 博士(工学). 2005年4月より2017年3月まで産業技術総合研究所. 2017年4月より情報セキュリティ大学院大学教授. 2006-2010産業技術総合研究所情報セキュリティ研究センター・セキュリティ基盤技術研究チーム長. 2007-2014中央大学研究開発機構教授. 東京理科大学大学院工学研究科非常勤講師(2009-2011), 城西大学理学部数学科非常勤講師(2015-2019), 北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科非常勤講師(2016). 日本銀行金融研究所客員研究員(2020). 電子情報通信学会, 情報処理学会, IEEE, IACR, IFCA各会員. 電子情報通信学会バイオメトリクス研究専門委員会委員長, 電子情報通信学会ISEC研究専門委員会委員.情報処理学会論文誌編集委員.

Q:大塚研究室での現在の主な研究テーマはどのようなものですか?
ブロックチェーンの理論・技術や,AIセキュリティ(深層学習を用いたバイナリ解析や敵対的サンプルに関する研究),サイバーセキュリティ(サイバーレンジ技術,Data-oriented Programmin/Return-oriented Programmingと対策技術)を中心に研究しています.

Q:大塚研究室に在籍されている学生の皆さんやOBOGはどのような方々ですか。進学のきっかけや修了後の状況等について教えてください。
大塚研究室は発足3年のまだ若い研究室ですが,博士課程への進学率が高く,メンバーの約半数が博士課程もしくは博士研究員です.自費の学生が多いですが,最近は共同研究と人材育成を兼ねる形での官公庁・企業からの学生派遣が増えています.

Q:これまでに指導された学生の皆さんの研究テーマについて教えてください。
<ブロックチェーン>
・完全準同型暗号を用いたブロックチェーン技術
・耐タンパーデバイスを用いた暗号通貨のオフラインペイメント
・スマートコントラクト
・ブロックチェーンの取引追跡技術
<AIセキュリティ>
・機械学習を用いたバイナリコード解析
・物理的敵対的サンプル,汎化敵対的サンプル
・深層強化学習を用いた自律的サイバー推論システム
<サイバーセキュリティ>
・サイバーレンジ技術
・Data-Oriented Programming攻撃とその対策技術


Q:大塚研究室ではどのような教育をされていますか。ゼミ、研究室ミーティングや個別指導等のスタイルについて教えてください。
個別研究指導では一人一人の研究テーマに合わせて,1-2週間に一度1時間半から2時間をかけて論文に記載された数式のの完全な理解,新しいアイディアの創出にじっくり時間を掛けてディスカッションしています.修士の間に国際会議論文を通せる力を培うことを目標にしています.研究室ミーティングでは,毎週3名程度に研究経過を全メンバーの前で発表してもらっています.

Q:どんな経験や関心を持つ学生に進学してほしいですか?
新しい理論・技術の創出に興味を持つ野心的な学生を歓迎します.

Q:大塚研究室に興味を持っている方へ向けてメッセージをお願いします。
自分の考えたアイディアが学会で認められることは大きな自信と喜びにつながります.一緒に研究して喜びを分かち合いませんか?

大塚研究室写真

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