シラバス
マスメディアとリスク管理(後期2単位)
客員准教授 小林雅一
1.授業のねらい
企業の存続を左右するような不祥事やスキャンダル時のメディア対応、あるいはX(旧ツイッター)への不用意な書き込みで一生を棒に振るユーザー、等々––現代社会で仕事や私生活を大きく左右するリスク管理には、メディアへの的確な対応が不可欠だ。テレビや新聞など伝統的メディアに加え、21世紀に誕生したソーシャル・メディア、最近では生成AIなど新旧様々な技術が今日の情報空間を織りなしている。それらの構造や性質を理解し、これからのリスク管理への視点を養うのが本授業のねらいである。
2.到達目標
メディアの発達史を踏まえ、その役割や機能等を理解した上で、これをリスク管理に活かすための能力を養う
3.授業計画と開講形態
第1回~15回:オリエンテーションと近代マス・メディアの歴史、コミュニケーション概論、メディアの構造変化、ソーシャル・メディア概論、人工知能(AI)概論、ベイズ理論、プレゼンテーション実習(1)(2)、TBD
4.教科書
特に指定しません。
5.参考書・参考論文
「クラウドからAIへ アップル、グーグル、フェイスブックの次なる主戦場」(小林雅一、朝日新書、2013年)
「AIの衝撃 人工知能は人類の敵か」(小林雅一、講談社現代新書、2015年)
「AIが人間を殺す日 車、医療、兵器に組み込まれる人工知能」(小林雅一、集英社新書、2017年)
「仕事の未来 ジョブ・オートメーションの罠とギグ・エコノミーの現実」(小林雅一、講談社現代新書、2020年)
「生成AI 「ChatGPT」を支える技術はどのようにビジネスを変え、人間の創造性を揺るがすのか?」(小林雅一、ダイヤモンド社、2023年)
6.成績評価の方法
出席回数、、プレゼンテーション等から総合的に評価
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