イベント情報

日時:2023年9月21日, 9月22日

情報セキュリティ数理科学演習「ブロックチェーンと暗号技術」のお知らせ

この演習では、暗号やブロックチェーンに関する高度な知識や技術について本学専任教員が解説します。

  • 学部生向けBasic SecCapコースの1授業として開講する授業を、高校生に限り、一般に参加の機会を提供するものです。一般で参加申込みできるのは、高校生のみです。
     参考)学部向けBasic SecCapコース
        https://seccap.iisec.ac.jp/enPiT2.html
  • 暗号や数学等に関する基礎知識を持っているとの前提で授業を進めます。
  • 授業料は無料です。ただし、災害障害保険および賠償責任保険に加入している必要があります。不明な場合は所属校の先生等に相談してください。

  • 詳細は以下のとおりです。
    参加を希望される高校生は、下の「申込み方法」よりお申込みください。申し込み期限は8月25日(金)です。

    実施概要
    日時2023年9月21日(木)・9月22日(金)10:00~17:00
    対象者高校生
    受講料無料
    定員若干数
    会場情報セキュリティ大学院大学 (横浜市神奈川区鶴屋町2-14-1 横浜駅きた西口より徒歩1分)
    担当有田 正剛, 大塚 玲 (情報セキュリティ大学院大学教授)
    授業の
    ねらい
    本講義では、基盤となる暗号技術を学んだ上で、ブロックチェーンの原理と実践について学ぶ。基盤暗号技術として、自律分散型のシステムにとって重要な、マルチパーティプロトコルとゼロ知識証明技術について学ぶ。その上で、ブロックチェーンの原理と安全性の考え方について学び、演習を通して理解を深める。
    授業の
    達成目標
    ・マルチパーティプロトコルの観点からブロックチェーンを理解する。
    ・ゼロ知識証明技術によってブロックチェーンにプライバシーをもたらす方法を学ぶ。
    ・ブロックチェーンの原理と安全性の考え方について理論と実践双方から理解する。
    授業計画 1日目:(担当 有田教授)
     ・マルチパーティプロトコルの観点からブロックチェーンを理解する。
     ・ゼロ知識証明技術によってブロックチェーンにプライバシーをもたらす方法を学ぶ。
    2日目:(担当 大塚教授)
     ・ブロックチェーンの原理と安全性の考え方について理論と実践双方から理解する。
    前提条件ブロック暗号、ハッシュ関数、公開鍵暗号、デジタル署名等の暗号理論の基礎知識を有すること。
    基礎知識に関連するキーワードは次のとおり:
    NP言語,対話証明,行列,ベクトル空間,線型結合,線形従属,楕円曲線上のペアリング,暗号学的ハッシュ関数,デジタル署名,存在的偽造不可能性(EUF-CMA),Chernoff限界,マルコフ過程

    各キーワードが授業内で掘り下げて解説されることはありませんので、必要に応じて自身で予習してください:
    教科書・参考章特に指定しない。
    申込み方法

    【情報セキュリティ数理科学演習「ブロックチェーンと暗号技術」申込み】フォームより必要事項を入力の上、お申込みください。

    お問い合わせ先

    情報セキュリティ大学院大学 SecCap担当

    • E-mail : iisec AT seccap .jp