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2021年2月15日

第17回「情報セキュリティ文化賞」受賞者を決定いたしました

第17回「情報セキュリティ文化賞」受賞者決定。
情報通信研究機構 盛合志帆氏ほか4名。
3月12日(金) SECURITY SHOW 2021にて表彰式と受賞記念講演。

情報セキュリティ大学院大学(学長:後藤厚宏 所在地:横浜市神奈川区鶴屋町)は、第17回「情報セキュリティ文化賞」の受賞者5名を決定いたしました。
情報セキュリティ文化賞は、わが国の情報セキュリティ分野の進展に大きく貢献した個人を表彰することを通じ、情報セキュリティの高度化に寄与することを目的として、本学が2005年2月に制定したものです。本事業を継続することによって、情報セキュリティ文化についての関心を喚起し、わが国の生活・経済・産業基盤を支える自治体や企業など様々な組織の中で中核となりうる有為な情報セキュリティ人材の育成に繋げていくことを企図しております。
来る3月12日(金)、東京ビッグサイトで開催されるSECURITY SHOW 2021(主催:日本経済新聞社)のプログラムの一環として、表彰式と受賞者の方々らによる記念講演が12時20分より行われ、受賞者には表彰状と記念のトロフィーが授与されます。

概要は以下のとおりです。

第17回情報セキュリティ文化賞実施要領

1. 名称
第17回情報セキュリティ文化賞
2. 運営
主催 情報セキュリティ大学院大学
協力 日本経済新聞社
後援 総務省、文部科学省、経済産業省
3. 表彰対象
(1) 自治体、企業、団体等で、CISO(Chief Information Security Officer)等として情報セキュリティに関し経営的な視点から先導的役割を果たされた個人、または
(2) 情報セキュリティに関わる学術・法制度の研究、啓発・普及、あるいは人材育成などの面で社会的意義の高い貢献をされた学識経験者等
4. 審査委員(五十音順、敬称略)
江口 純一 経済産業省 大臣官房 サイバーセキュリティ・情報化審議官
大谷 和子 株式会社日本総合研究所 法務部長
大村 慎一 総務省 大臣官房地域力創造審議官
喜連川 優 大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所 所長
黒橋 禎夫 文部科学省 科学官(京都大学大学院情報学研究科知能情報学専攻 教授)
後藤 厚宏 情報セキュリティ大学院大学 学長
佐々木 良一 東京電機大学 研究推進社会連携センター 顧問・客員教授
関口 和一 株式会社MM総研 代表取締役所長
徳田 英幸 国立研究開発法人情報通信研究機構 理事長
富田 達夫 独立行政法人情報処理推進機構 理事長
藤野 克 総務省 大臣官房審議官(国際技術、サイバーセキュリティ担当)
山内 智生 内閣官房 内閣サイバーセキュリティセンター 副センター長・内閣審議官
5. 選考方法
自薦・他薦による公募および審査委員からの推薦に基づいて、審査委員会において審議・決定した(2月4日)。
6. 第17回情報セキュリティ文化賞受賞者 5名(五十音順)

土屋大洋(つちやもとひろ)氏
[慶應義塾大学 総合政策学部 学部長 同大学院 政策・メディア研究科 教授]

表彰理由:サイバー空間における国際政治や安全保障に関する我が国の第一人者として長年にわたる研究活動とセキュリティ分野の人材育成に尽力されている一方、情報セキュリティ政策会議(現・サイバーセキュリティ戦略本部)有識者構成員、情報通信政策研究所特別上級研究員、内閣府宇宙政策委員会安全保障部会委員等を歴任し、我が国のサイバーセキュリティ政策の形成に大きく寄与されていることに加え、多数の著書やメディアによる精力的な情報発信を通じ広くサイバーセキュリティ・情報セキュリティに関する社会的関心の喚起と国内議論の活発化に貢献されていること。

塗師敏男(ぬりしとしを)氏
[横浜市総務局しごと改革室ICT担当部長]

表彰理由:横浜市入庁後、住民記録システム開発の中心メンバーとして、また、住民基本台帳ネットワークシステムの稼働にあたっての業務所管課として、常に市民目線、現場目線で基幹情報システムの安定稼働の確保とマイナンバー制度における情報連携の円滑な導入と運用の確立に尽力し、ICT担当部長に就任以降は、同市の情報セキュリティの維持向上や専門人材育成にも精力的に取り組まれていることに加え、政府の地方公共団体における情報セキュリティポリシーに関するガイドラインの改定等に係る検討会構成員等を歴任し、地方公共団体の情報化の推進や情報セキュリティ対策の強化に顕著な貢献をされたこと。

丸山満彦(まるやまみつひこ)氏
[PwCコンサルティング合同会社 パートナー]

表彰理由:米国監査法人でのシステムコントロールの評価等の経験を活かし、公認会計士や企業の代表取締役の立場から、セキュリティに関する制度の発展や高度人材の育成のために長年にわたり尽力され、また政府系セキュリティ関係各委員会等メンバーとして、ISMS認証制度の立ち上げや、政府の情報セキュリティ統一基準、経済産業省個人情報保護法ガイドライン等の策定等にも貢献されていることに加え、多くの情報セキュリティ関連NPO、学会の設立等への寄与や、講演やブログを通じた啓発活動等、多岐にわたる活動により、情報セキュリティ文化の発展に広範な貢献をされたこと。

宮下清(みやしたきよし)氏
[一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会 参与]

表彰理由:一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)常務理事就任以降、同協会セキュリティWGを中心に情報セキュリティに関する協会活動を主導し、直近では経済産業省の委託によりコロナ禍におけるテレワークの実施状況を含むサイバーセキュリティ人材・体制調査、サイバーセキュリティ経営ガイドライン可視化ツールβ版のJUAS内試用評価・有識者ヒアリング等を実施され、また、ユーザ企業の代表として多くの政府系セキュリティ委員会委員を務め、ユーザ企業のセキュリティマネジメント向上に多大な貢献をされていること。

盛合志帆(もりあいしほ)氏
[国立研究開発法人情報通信研究機構 経営企画部統括(企画戦略室長 兼務)サイバーセキュリティ研究所 上席研究員(兼務)]

表彰理由:長年にわたり企業や公的研究機関において暗号技術の研究開発と普及・標準化に取り組み、国際標準暗号「Camellia」「CLEFIA」の設計開発及び国際標準化に貢献し、暗号技術の産業界での利用を進めたことに加え、我が国の電子政府における調達のために参照される電子政府推奨暗号の安全性を評価・監視するCRYPTRECプロジェクトで先導的な役割を果たす一方、情報セキュリティ分野の国内外の学会で様々な役職を務めて学会活動の活性化にも寄与し、現在も、プライバシー保護データ解析の研究開発プロジェクトの推進等、情報セキュリティ分野の発展に広範な貢献をされていること。

7. 表彰式および講演会日時・会場

【日時】2021年3月12日(金) 12:20~14:00
   ・主催者挨拶 後藤厚宏(情報セキュリティ大学院大学長)
   ・表彰式
   ・受賞記念講演会(パネル討論)コーディネーター:MM総研 代表取締役所長 関口和一氏
    テーマ「共創と連携の時代に求められるセキュリティ人材とは(仮)」

【会場】東京ビッグサイト 南ホール 会場内ステージ(東京都江東区有明3-11-1)
    およびオンライン会場
    ※SECURITY SHOW 2021(主催:日本経済新聞社)プログラム内で開催     

本リリースに関するお問合せ先

情報セキュリティ大学院大学事務局(担当:三浦)

  • TEL : 045-311-7784 (代表)
  • FAX : 045-311-6871
  • E-mail : iisec AT iwasaki . ac . jp